大沢医院

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高血圧

high blood pressure

高血圧


高血圧の治療について

日本人の年齢別の平均血圧

私たちの血管は、加齢とともに弾力性を失い、どうしても血圧の上昇リスクは高くなっていっていしまいます。一口に高血圧と言っても、1日のうちで朝晩によって、季節によっても血圧は変動します。安静時の血圧が135/85を超えたら、医療機関を受診しましょう。
日本高血圧学会の高血圧治療ガイドライン2020によると、血圧の基準は以下の通りです。

日本高血圧学会の高血圧治療ガイドライン2020による血圧の基準

高血圧の原因を探す

高血圧の原因は動脈硬化によるものが大半と言われています。当院では、過去の検診の血液データや尿検査などを総合的に見て判断していきます。
高血圧で受診をしても、すぐに降圧剤を処方される場合と、生活習慣を見直すことで減圧が可能である場合があります。
正しい血圧の測定の仕方で、生活を改善しながら自宅で2週間、毎日血圧を測定していただき、投薬が必要かどうか判断します。
また、動脈硬化の程度を知ることができるABIという検査も行います。

高血圧が引き起こす可能性のある病気
  • 大動脈瘤
    (胸部や腹部の大血管にこぶができる)
  • 大動脈解離
    (胸部や腹部の大血管の内膜が裂ける)
  • 脳動脈瘤
    (脳の血管にこぶができる)
  • くも膜下出血
    (脳の血管のこぶが破裂する)
  • 脳出血
    (脳の血管が破れて出血する)
  • 脳梗塞
    (脳の血管が詰まってしまう)
  • 心筋梗塞・狭心症
    (心臓の血管が詰まる・細くなる)
  • 慢性心不全・肥大性心筋症
    (心筋が拡大し、ポンプ機能が落ちる)
  • 慢性腎臓病
    (腎機能障害がおこる)

これらの病気は、ご存知のとおり、命を落とす危険性の高い病気です。命が助かっても、手や足に麻痺が残ったり、言葉が話せなくなったりして、日常生活に支障が出てしまうこともあります。
高血圧の治療を放置してしまうと、気づかないうちに病気が進行していってしまいますので早めの受診が大事です。

冬の間は、ヒートショックに注意!

ヒートショックとは、急激な温度変化によって心筋梗塞や脳卒中を引き起こす現象のことです。お風呂に入る際は、浴室の床や脱衣所を温め、かけ湯をしたりしてなるべく温度変化が少なくなるようにしましょう。

日常生活の改善で血圧を下げましょう

高血圧と診断された方、またはその予備軍の方は薬だけ飲んでいれば良いわけではありません。日常生活を見直し、改善していきましょう。

  • 塩分の取りすぎ
  • 喫煙
  • 過度の飲酒
  • 運動不足
  • 肥満
  • ストレス
  • 睡眠不足