大沢医院

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50歳を過ぎたら骨粗しょう症のチェックを!

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50歳を過ぎたら骨粗しょう症のチェックを!

50歳を過ぎたら骨粗しょう症のチェックを!

骨粗しょう症とは、骨の量(骨量)が減って弱くなり、骨折しやすくなる病気です。
日本には約1000万人以上の患者さんがいるといわれており、高齢化に伴ってその数は増加傾向にあります。
骨粗しょう症になっても、通常は痛みがありません。しかし、転ぶなどのちょっとしたはずみで骨折しやすくなります。骨折しやすい部位は、背骨(脊椎の圧迫骨折)、手首の骨、太ももの付け根の骨(大腿骨頸部骨折)などです。
骨折が生じると、その部分が痛くなり、動けなくなります。また、背中や腰が痛くなった後に丸くなったり身長が縮んだりします。

骨は同じように見えても、新たに作られること(骨形成)と溶かして壊されること(骨吸収)を繰り返しています。骨粗しょう症は、このバランスが崩れることでおこり、骨がスカスカになってきます。骨粗鬆症は圧倒的に女性、特に閉経後の女性に多くみられ、女性ホルモンの減少や加齢と関わりが深いと考えられています。自分の骨密度がどのくらいかを知り、骨粗しょう症の予防をしていきましょう。

50歳を過ぎたら骨粗しょう症のチェックを

骨量の年齢変化の推移

当院では、X線で腰椎と大腿骨の骨密度を測定するDEXA(デキサ)という検査ができます。手や腕、踵(かかと)の骨で計測するよりも正確な検査です。
各自治体で実施している骨密度検査を受けて、骨粗しょう症の疑いがあれば当院で精査、治療をしていきましょう。

予防

バランスの取れた食事を取る

カルシウムは乳製品、小魚、海藻類、緑黄色野菜、大豆製品などに多く含まれています。また、カルシウムの吸収に必要なビタミンDは魚介類やきのこに多く含まれています。塩分の取りすぎはカルシウムの尿中への排出を促してしまいます。

運動、日光浴をする

運動をしなかったり屋内にこもってばかりいると、骨への刺激が低下し、骨形成がされづらくなります。ビタミンDは、日光にあたることで活性化される珍しいビタミンです。

※「骨粗しょう症」と聞くと、「お年寄りの病気」というイメージがあると思いますが、「若年性骨粗しょう症」も注目されています。偏食や無理なダイエットにも気をつけましょう。

治療

骨密度が低い(YAM数値で70%以下)と診断されたら、治療を開始することになります。
内服薬や注射などによる治療を行います。
骨折した場合はそれに応じた治療が必要です。
また、当院では今後、管理栄養士による栄養指導も行っていきますので、お気軽にお声掛けください。

※YAM数値・・・20~44歳までの健康女性の骨密度の平均値と比較した値