大沢医院

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コラム

Column

2020年4月14日
新型コロナウイルス感染症について

新型コロナウイルス特措法に基づく緊急事態宣言が全国7都道府県に出されての初めての週末が過ぎましたが、ウイルスの拡大は以前とどまることを知りません。
静岡県でも不要不急の外出は控えるよう要請が出されています。
家にこもりがちな生活が長く続くと運動不足やストレスの増加が心配されます。
運動不足はすべての年齢層にマイナスですが、特に高齢者は運動できない場合の筋肉量の低下も激しく問題です。
筋肉の衰えは転倒や骨折の危険を高めるだけでなく免疫力の低下も招き、感染した際の重症化のリスクもあがります。
ラジオ体操や軽いスクワットなどは家の中でも出来ますので是非毎日続けましょう。筋肉や骨を維持するのに必要なアミノ酸やビタミンDは魚や肉、茸類に多く含まれていますので、意識して摂取しましょう。
日光浴は体内のビタミンDの増加やストレスの減少に効果がありますので、天気の良い日は密集しないように散歩や戸外での適度な運動などを心がけましょう。
在宅勤務や休校でも起床や就寝時間はいつもと同じにし、また睡眠時間を充分とることで免疫力を高めましょう。
飲酒や喫煙で紛らわすのは決してよくありません。特に喫煙習慣のある方は在宅勤務やストレスなどで喫煙本数が増える可能性がありますが、喫煙は新型コロナウイルス感染症の最も重要な重症化因子ですので出来る限り我慢して下さい。
禁煙をすると最初の数日は眠気に襲われることがありますが必ず改善します。
怖いコロナウイルスに打ち勝つためにも是非この機会に禁煙をしてみてはいかがでしょうか。

2021年4月10日
新型コロナワクチン接種始まる

2月14日、日本で初めて新型コロナワクチンが承認されました。
これまで私たちは、マスク着用、手洗い、三蜜回避等様々な対策を行い,一丸となって新型コロナウイルス感染にたちむかってきました。日本医師会 中川会長は「このワクチンの接種が始まることで、これまでの「守り」から「攻め」に転じるものだと考えている」と述べています。

2月12日厚生労働省薬事審議会で今回提供が始まるファイザー社のワクチンは臨床試験で95%の発症予防効果があり重篤な副反応がほとんどなかったことが確認されました。

国は医療従事者の先行接種において、接種後の状態や有害事例を収集し分析して国民の皆さんが安心してワクチン接種を受けることが出来るようホームページなどで情報をわかりやすく伝えてくれます。また今後は集団接種に加えかかりつけ医での個人接種も組み合わせることを提案しています。

今回のワクチンは新しい種類のワクチンで、これまでに使用されたことがない添加物が含まれています。過去に薬剤で過敏症やアレルギーをおこしたことがある方は接種前に必ず医師にそのことを伝えてください。

2月17日より全国の医療従事者のワクチン接種が始まりました。3月21日までに57万8,835回の接種が行われ、その中で副反応が181例に認められ、そのほとんどが接種部位の疼痛で80%、疲労倦怠感60%、37.5度以上の発熱が33%でした。

気になるアナフィラキシーというアレルギー症状を起こした人は47例でした。報告された症例はいずれも軽快、回復していることが報告されました。ちなみにワクチンに含まれる成分に対する急性のアレルギー反応であるアナフィラキシーショックの頻度は市販後米国で100万人に5人程度と報告されています。

日本では、ワクチン接種後15分以上〔過去にアナフィラキシーを含む重いアレルギー症状を起こしたことがある方や気分がわるくなり、失神等をおこしたことがある方は30分以上〕接種を受けた施設でお待ちいただき、体調に異常を感じた場合には、直ちに医師が必要な対応を行うことになっています。今までにない万全を期した体制でワクチン接種をおこなう予定で準備を進めています。

ワクチン接種の目的は新型コロナ感染症の発症を予防し死者や重症者の発生をできる限り減らし、結果として新型コロナウイルス感染症蔓延を防止することです。

疾患を持っている方もいない方もワクチン接種ができる時が来たら、速やかに接種できるよう日頃より感染対策に加え健康管理に努めて行きましょう。

2020年3月31日
新型コロナウイルス感染症について

新型コロナウイルス感染症について

コロナウイルスは、通常冬季に流行する風邪症候群の原因ウイルスとしては比較的ありふれたものでした(10〜15%はコロナウイルスが原因です)。
今回の新型コロナウイルスは、従来のコロナウイルス感染症に比べ重症率が高いこと、また世界中でこのウイルスに対する抗体を持っている人がほとんどいないことが特徴です。ウイルス感染症自体の重症化についても、例えばエボラ出血熱のような高い致死率を持っているものではありませんが、感染率ははるかに高く、おそらく毎年流行するインフルエンザよりは高いと考えられています。
何より、まだウイルス感染症自体の全貌がつかめていないことが最も問題と思われます。
確実に有効な治療法もまだ開発されていませんし、最終的には半年から1年6ヶ月くらいかかると言われている有効なワクチン開発までは沈静化は望めないと思われます。

重症化を起こす方々は高齢で糖尿病や心血管疾患合併の方、慢性呼吸器疾患を抱えた方たちです。
心血管障害、慢性呼吸器疾患は当然喫煙とのかかわりが非常に大きい疾患です。

症状はインフルエンザのような高熱などではなく、軽い乾いた咳から始まることが多く、そこから重症化した場合には確実な治療法はありませんので、点滴や状況に応じて人工呼吸器を装着するなど、通常の重症呼吸器疾患の治療と変わらない治療を行い、回復を待つのが現状です。
ですので、重症化させないためには、まずは健康的な生活を送ること、免疫力を落とさないようにすることが最も重要です。
暴飲暴食や過度の飲酒や夜更かしは免疫力を下げますので極力避け、喫煙者はこれを機会に真剣に禁煙を考えてみてはいかがでしょうか?

新型コロナウイルス感染症について

また、今の時点では感染の機会をできるだけ少なくするのも重要です。
密集した不特定多数の人が集まる空間には出来るだけ行かないように心がけてください。周辺に風邪に似た症状を持った方がいて、自分も調子が悪くなってきた場合には、第一に休息をとって様子を見てください。
帰国者接触者相談センターに電話することも悪くありませんが、まずはかかりつけ医に相談することをお勧めします。
冷静に対応し、むやみやたらと医療機関を受診することも自らが医療機関で感染するリスクを上げますので避けたほうが良いでしょう。
咳や発熱が出た場合、水分をしっかり取り安静にしたうえで、症状の改善が見られない場合には、出来るだけ早くかかりつけ医に相談してください。

医療者にとっても未知の疾患ほど恐ろしいものは在りません。
しかし、人類はそれら疾患に打ち勝ってきたのも事実です。
大切なことは、過度に神経質になって引きこもったりせず、日常の健康に注意して日々を過ごすこと、十分な食事と適度な運動、そして睡眠不足にならないこと、これが病に打ち勝つ最大の方法です。
「2020年春は大変だったね」と後で笑って話せるよう、皆で協力して乗り越えていきましょう。

2021年3月10日
花粉症予防について

3月に入り、気温が上昇し春らしい日が目立つようになってきました。しかし、コロナウイルス患者数の下げ止まりが続き、春の行楽であるお花見はマスクしてみるだけで、宴会、祭りは、中止となり、それに加えて、今年は昨年の2.3倍のスギ花粉が飛んでいることから、外出はどうしようかと悩んでいる方もいらっしゃると思います。前回お話ししましたが、花粉症の治療はできれば症状のでる、遅くとも2週間前より、始めていただきたいですが、症状の出ている方も遅くはないので早めに治療を開始していただきたいと思います。花粉量の多い年は、花粉症を発症する方も多いそうです。近年処方薬の種類も増えていますし、効果がよく、副作用も少なくなっている薬品も出ています。点鼻も、鼻腔に当てる部分が、色々な形のものが出てきているため、試す価値はありそうです。目のかゆみは、そのままにしておくと、眼瞼が赤く腫れ皮膚がかゆくなります。目を擦ることで角膜に傷がつき細菌が付きやすくなり結膜炎や、強く擦ることで、網膜剥離が起こることがあるので要注意です。

スギは、4月上旬、ヒノキは5月上旬まで飛散するそうです。我慢せずにぜひ治療を始めましょう。

県が18年度の特定健診(対象者は、40歳から74歳まで)のデータ分析結果をまとめました。それによると男女共にメタボリックシンドローム、肥満者が年々増加しており、糖尿病の有病率は男性に増加が見られました。生活習慣では、東部では「就寝前2時間以内に夕食を取る人」や「週3回以上、朝食を抜くことがある人」が多い傾向にあることがわかり、食生活について課題が見られました。

肥満の判定は、身長の二乗に対する体重の比(BMI=体重㎏/(身長)で表し、このBMIが22の時に高血圧、高脂血症、肝機能障害、耐糖能障害等の有病率が最も少ない事が分かりました。そこでBMIが22となる体重を理想としたのが標準体重です。

BMI25以上を肥満症と判定しています。肥満症は身体に過剰な脂肪が蓄積した状態で腹位が男性では85センチ、女性では90センチ以上になると、内臓脂肪型肥満となります。

内臓脂肪型肥満は糖尿病、高脂血症、高血圧症、高尿酸血症、心筋梗塞、狭心症、脳梗塞、脳出血、睡眠時無呼吸症候群、脂肪肝、腰痛症、変形性膝関節症、月経異常などの様々な病気の原因となります。検診表の1番最初に載っているので自分のBMIを確認してください。

BMIが、25以下で、血液検査の脂質、糖、尿酸のどれか一つでも異常が見られる場合は、隠れ脂肪肝の可能性もあるため腹部超音波検査を進めます。BMIが25以上で血液検査に異常のない方もいつか、上記の病気になるリスクが高いため、食事、運動などの生活習慣の見直しをして、減量を勧めます。減量の基本は、食事と運動ですが、一番大事なのは、規則正しい生活のリズムです。頑張りましょう。

2021年2月10日
新型コロナ感染症がなぜ恐ろしいのでしょうか?

1.症状が出る数日前より周囲の人達に感染させてしまう
2.高齢者は重症化しやすく、大変残念ですが死亡率が高い
3.インフルエンザの治療薬(タミフルなど)のような特効薬がない
4.ほとんどの日本人が抗体をもっていないのでかかる人が多い

新型コロナウイルス感染症について

高齢者の新型コロナワクチン接種は発症と重症化を予防する事ができるのです!
新型コロナワクチン接種で、発症リスクが20分の1になることが報告されています。自分のため、そして身近な大切なひとのために新型コロナワクチンを接種しましょう


ワクチンQ&A

Q:ワクチンはmRNAを利用すると聞いたのですが、発がん性はないのでしょうか

A:ヒトの細胞の核(遺伝子であるDNAのあるところ)には入り込みません。このワクチンが原因でがんの遺伝子が作られることはありません。

Q:ワクチンの副反応が心配です

A:ワクチンを接種した後に7−8割の頻度で注射した部位が腫れたり痛むことが報告されています。
これは身体の中でウイルス感染症を防御するしくみを作るために起こる症状で通常は数日間程度でおさまります。重い副反応としてまれに接種後数分でアナフィラキシー反応や、注射の痛みや恐怖興奮などさまざまな刺激のために、めまい・嘔気・失神(迷走神経反射)などが起こることがありますので 接種会場では、接種後30分程度安静にすごして経過を観察させていただきます。
医療体制も整えておりますのでご安心ください。

Q:筋肉内注射は痛いと聞きました

A:接種方法にかかわらず、一般的にワクチン接種時に痛みを感じることはありますが数日で消失します。本当は接種部位の痛みや腫れなどの反応は皮下注の方が強いです

Q:少し血圧が高めですし、時々蕁麻疹も出たりします。こんな私がワクチンを接種しても大丈夫でしょうか

A:基本的には接種は可能と思われますが、少しでも不安があれば是非かかりつけにご相談ください。

Q:新型コロナワクチンを接種後は、マスクも3密もいりませんね

A:いいえ違います。接種後も感染対策を継続していただき1日も早く感染が終息するために御協力お願いします。

ワクチンQ&A

新型コロナワクチンは世界各国で使用実績があります。新型コロナ感染症をもっと知ってマスク・3密回避だけでなく、ワクチン接種で自分をそして大切な人を守りましょう

2021年2月10日
花粉症予防について

花粉症予防について

2月に入り暖かい日が続いています。今年は新型コロナウイルス感染症流行のため2回目の緊急事態宣言が発令され3月上旬まで延長されました。熱海の梅まつり、河津桜まつりは、中止になりましたが、天気が良い日は布団干しやお散歩をしたくなります。
しかしこの時期とても悩ましい問題があります。スギ花粉症です。2月の上旬より、花粉は飛び始め、鼻水、くしゃみ、鼻つまり、目のかゆみをおこします。今年は昨年に比べると2.3倍近くの花粉が飛ぶようです。花粉が飛び始める2週間程前より予防的に内服薬や点鼻液、点眼液をしておくと症状を抑える効果が期待できますが、症状が進んでしまうと咳、のどや皮膚のかゆみ、頭重感、頭痛、倦怠感、不眠、下痢、熱っぽい感じ、体や顔のほてり、イライラ感など体の各部分の症状が現れてきます。その為予防と早めの治療が大切です。花粉症の初期の症状は感冒症状と区別がつきにくいことがあります。今年はコロナウイルス感染症も考えていかなければなりません。マスク着用、うがい、手洗いは、コロナウイルス感染症だけでなく、花粉症の予防にもつながります。毎年この時期にこのような症状が出現し、透明な鼻汁が長引く、目のかゆみを伴うなどが認められる方は血液検査や皮膚テストで検査ができるので自己判断せずに早めに医療機関を受診してみるとよいでしょう。